雨樋の集水器が破損→ビスと銅線で軒樋に固定しました。
今回の工事に至るまで
お客様からお電話を頂き、直ぐに現調して参りました。
龍ヶ崎市内のお宅で、打ち込み式で固定されていて、鉄心等は入っていないプラスチックのみで作られている軒樋でした。
こちら、施工されてからかなりの年月が経過しており、紫外線等による経年劣化、度重なる台風などもあり、ついにこの間の雪で限界を迎え破損してしまったようです。
更に、住宅の周辺に数多くの木が自生しており、集水器付近にも枯れ葉等が溜まっている様なので、掃除も兼ねて補修をする運びとなりました。
今回は、屋根が低い一軒家でしたので、足場は脚立のみで十分作業が可能でした。
Before & After
施工開始!
雨樋の土を取り除き水の流れを確認します。
落ち葉よけネットに葉が引っ掛かった物が腐って土となり、水の通り道を邪魔してしまっているので、まずは清掃を致します。 コケまで生えている事から、長い間この状況が続いていたようです。
スコップで土を取り除いて綺麗に清掃した後、水を流してみて滞りなく排水されるか、竪樋一本一本チェックして清掃は完了となります。
次に集水器と軒樋に穴を開け、銅線で括り付けます。
清掃が完了したら、次はいよいよ銅線で固定していきます。
本来この集水器は、軒樋にツメで引っ掛かって固定されているのですが、経年劣化によってどんどん弱くなってしまい、この間降った雪の重みでそのツメごと集水器が割れてしまったようです。
今は竪樋だけの力で支えられていますが、これでは集水器も不安定で、強い台風が来たらどうなるか分かったものではありません。
補修内容は、銅線を通すための穴を2箇所ずつ集水器と軒樋に開け、耐久性向上の為に銅線を長めにカットし、真ん中で曲げて二重で縛るというものです。
補修が完了しました!
割れてしまった集水器は、ツメの役割を果たす部分でもあったため、元通りにするのは困難です。
その為、割れた集水器はそのままで、集水器を銅線で固定するという手法で軒樋に固定しました!
まとめ
今回は一軒家でしたので、屋根が低く足場を組む必要はなく、脚立のみで充分施工することが出来ました。
こちらの住宅はまさに林の中に建てられた様なお家で、周りに木があれば建物を守ってくれる天然の防風壁となりますし、目の保養にもなって長く気持ちよく暮らせますが、雨樋はそうはいきません。
まだ対策をしていない方は、落ち葉よけネット等の然るべき対策をして、自然と上手く付き合いながら、お家と共に健康に暮らしましょう!