お客様からの電話で、現在瓦屋根なのですが、現在の瓦を降ろして、金属の屋根に葺き替えたいのですが見てくれませんか。とのご依頼。
直ぐに無料調査に伺いました。お客様のお話の通り。昔からの商店街という立地条件から、隣の家とはかなりの至近距離で建てられていました。
確かにこれでは大地震が起きたとき、屋根の瓦は崩れ落ち、隣の家に大きな被害を及ぼす事は目に見えて解りました。
成程と思い直ぐに工事の準備にとりかかりました。
隣の家と接していなければ、屋根を交換する事はなかったのです。
しかし事情には逆らえません。納得した次第です。
写真でもおわかりのように、隣の家とは至近距離で接しています。
瓦の荷下ろし機を設置し二階屋根の瓦を剥がし10枚ずつ丁寧に降ろしました。
瓦は下から上に葺いてあるので、取り外す際は上から下えと外します。
瓦を取り外し降ろし終えると、次に既存瓦を引っかけて止める為の瓦桟を取り外します。
釘で止めてある事から大きなバールを用いて取り外すのですが、下に葺いてある下葺き材ルーフィングには傷を付けないように丁寧に取り外します。
この作業が案外気を使います。
取り外した瓦桟は1メートル位に切断し、袋に入れて下に下ろします。
その後、汚れている屋根を綺麗に掃除をします。
これが大変で、体中がほこりだらけになります。(これも仕事です)
綺麗になった既存の屋根の下地の上に構造用合板12ミリを敷き止付けていきます。
下の写真は、国土交通省の認定番号が記載されているのを写しました。
屋根一面きれいに張り付けられた完成写真です。
止付けビスは51ミリの専用ビスで止付けてあります。
綺麗に止付けられた構造用合板ベニヤの上に、下葺き材ルーフィングゴアスを敷き詰めカッターで止めた完了写真です。
ゴムアスの止付け終わると、屋根の廻りにカラクサを取り付けます。
いよいよカラクサ役物の取り付けが完了すると屋根材の取り付けに入ります。
屋根材の2段目と3段目に雪止めを取れ付けます。取り付け間隔は455ミリです。
屋根材を上部に置き、下から葺き上げていきます。
屋根材を上部にまで葺き上げが完了した写真です。
自分で言うのもおこがましいのですが、綺麗ですね。 ^^) _旦~~
両側が葺きあがると、棟板の取り付けです。
先ず、棟下地板である貫板を取り付けます。その上にカラー鋼板で作られている棟板を取り付けます。
写真は棟板の側面からビスで止付けている作業中の工程です。
右側の写真は、新規に雨どいを取り付けたところです。
前回は丸形の軒樋でしたが、今回は角樋にしました。すこし見映えが良くなりました。
瓦屋根から金属屋根に葺き替えが完了した写真です。
右側足場の養生シートの裏側が直ぐに隣の家の建物です。
完成した屋根をお客様がご覧になり、これで安心しました。いつ大きな地震がきて隣に被害を出さないかと悩んでいました。
これで胸の悩みが無くなりました。本当にありがとうございましたとお礼を言われました。
私たちも、たとえ仕事とは言え、苦労した甲斐があったと喜びました。
仕事が完了した時、お客様の喜ぶ姿が一番です。
私たちはお客様の、悩みから解放され安心した顔を見るために存在しています。
そしてその事が明日への励みとなって参ります。
どんな些細な事でも結構です。ご連絡下さい。直ぐに無料現調に伺います。
現地調査費は無料です。ご安心下さい。
無料現調をとうぞご利用下さい。