牛久市のお客様から屋根の改修工事を頼まれました。
工事に至るまで…
「通りすがりの業者に『屋根が壊れているので見てあげます。』と言われたが、飛び込みの業者は信用できないのでこちらに連絡をした」との事でした。
直ぐに無料診断にお伺いし、屋根に上がり調査を開始しました。
築18年との事。しかし屋根のコロニアルは大変傷んでいました。
お客様に写真を見せて相談したところ、カバー工法で葺き直す事になりました。
現状写真
写真でも見ての通り、築18年なのにこんなに屋根が傷んでいます。これはノンアスベスト材の屋根材だからここまで傷んでしまっているのです。
アスベストは材料と混入し混ぜると、材料が硬くなり長持ちします。
そんなことからいろいろな材料に使用されてきましたが、20年前に国の施策で「アスベストは人体に害を及ぼす」という事で使用禁止になり、19年前からノンアスベストの材料になりましたので、材料が以前と比較すると柔らかいです。
結果、自然の風雪に18年さらされ、この有り様です。現在ではこの屋根材は使用する人はいません。
施工開始!
屋根下地材を敷いていき、屋根材を葺いていきます。
公共事業でも使用しているカッパSの下葺き材、ゴムアスルーフィングです。これを全体に敷き、唐草とケラバ押さえを取り付けたら、屋根を葺き始められます。
屋根材を留める為のビスは、ビス頭が六角形の専用のビスを用います。
基本的に、材料上部の見えなくなる所に4本留め、更に下の屋根材に引っ掛ける正面側にも4本留めます。
これを繰り返しますので、上部を留める人間、正面側を留める人間、材料をカットする人間で分かれて作業を致します。
下地を作り、棟板金を取り付けます。
頂上の棟まで葺き上げ切りましたら、棟板金を取り付ける部分に、雨が浸み込まないようにシールテープを貼っていきます。
最大限効果を発揮するため、屋根材自体の段差に合わせて貼ります。
シールテープを貼り終えましたら、棟板金を取り付ける為の下地を、曲がっていないか確認しながら取り付けていきます。
そうしましたら、棟下地材の上に棟カバーを取り付けて完成です。
完成した屋根です。
屋根材は、デクラセネターの天然石仕上げ材です。
こうして仕上がるとキレイですね( ^)o(^ )
ちなみにこの屋根材は、関東地方では雪止めを必要としませんので、雪止めは取り付けて有りません。
まとめ
屋根にはいろいろな種類の屋根材が有ります。
どんな屋根材を使用したらよいか迷ってしまいます。
そんなときは「街の屋根やさん龍ヶ崎店」のホームページをご覧ください。
私たちが施工して来たあらゆる屋根材が紹介されています。
利点と欠点も併せて紹介しています。
施工計画があれば一読するのも良いと思います
岸田工業(街の屋根やさん龍ヶ崎店)では建物の無料診断を実施しています。
どうぞご活用ください。