I 様から電話が有り、裏の一階部分の外壁が経年劣化してボロボロになりました。
出来れば現在の外壁の上にカバー工法で新しい外壁材を張っていただけないでしようか。とのご依頼。
見て見ると確かに経年劣化により外壁材が傷んでいました。

全体的に見渡して、ここだけ特にひどく痛んでいるのが大変気になりました。
良く調査をして見ると、一階と二階の間にある化粧帯の下から雨水が侵入していました。
また、良く写真を見て見ると解ります様に外壁材を止めてある釘が緩み浮かんでいます。
ここからも雨水が侵入し外壁材を痛めさせたのだと思います。

下の写真が北側一階の壁面です。早速お客様と新しい外壁材の選定に入りました。

下の写真は新しい外壁材を現場に入れたところです。
施工前の現状写真です。特にひどく痛んでいる場所は先に有る竪樋の手前です。

今までベージュ色だったので、お客様は下の写真にある様に濃い茶色の外壁材を選びました。
下の写真は一階部分を張った完成写真です。きれいですね!

北側一階の壁を張り、施工完了した写真です。いかがでしょうか!
お客様は大変満足し将来、全部の外壁をリフォームしたいとの事でした。

(施工を終えて)
この建物は築31年になります。このころの建物の外壁を取り付ける際は表面に釘を打ち付けて止める工法が大半でした。強い地震が何度か見舞われると、その度に釘が緩み写真の様に浮き出てしまうのです。
雨水は浮きでた釘を通して中に侵入していきます。中に入り込んだ雨水は乾かずに外壁や建物内部を腐食させていきます。ところが住んでいる人たちはそんな事になかなか気ずきません。今回の様に症状が出て初めて気ずくのです。
いずれにしても早いメンテナンスが建物を長持ちさせます。
このホームページに「我が家の建物診断」コーナーが有ります。是非ご覧ください。きっとお役にたちますよ。