稲敷市のお客様から電話が有りました。
現在瓦屋根です。急勾配の屋根ですので屋根裏は子供の部屋にしてあります。断熱材は貼ってあるのですが効き目が悪く、夏は暑く冬は寒いです。また最近雨漏れがしてきています。
この際ですので、建材の瓦を降ろして、屋根に通気構造を取りガルバの屋根にしたいと考えています。とのご相談でした。

お客様の建物は屋根裏部屋が子供部屋なので明り取りを兼ねた窓がついています。又台所の屋根にはトップライトが設置されています。設計段階で良く工夫されている建物です。
雨漏れしている場所はやはりこの窓部分です。
お客様と相談の結果、現在の屋根瓦を取り外し通気層を取り、ガルバ屋根で葺き直す事にしました。
下の写真は、瓦屋さんが既存の屋根瓦を取り外しトラックに下ろし、作業しているところです。

既存の屋根瓦を降ろした後は通気層を作成する為に屋根を綺麗に清掃しています。

(屋根通気工法)
屋根通気層を取る為に、1.2×1.3の垂木を立てに取り付けます。その上に12㎜のベニヤを張り屋根下葺き材のルーフィングゴアスを敷き込んでいきます。
屋根下地が完成した上に新しい屋根材(スーパーガルテクト)を取り付けていきます。
下の写真は新しい屋根材を取り付けている作業写真です。

新しい屋根が完成した写真です。
子供部屋に有る出窓のところも綺麗に仕上がりました。
お客様は綺麗に仕上がった屋根を見て大変満足していました。
屋根裏部屋に入っても温度差が感じられないそうです。やはり通気層を設置したおかげです。と話をしていました。

下の写真は雨どいも新しく交換しました。少し大きめのホワイトの雨樋です。全体的に色彩とマッチしていて建物の見映えが生えます。お客様もとても喜んでいました。

屋根上には換気棟を3台取り付けました。又、雪止めを取り付けた屋根完了写真です。
又お客様からテラスの屋根に貼ってあるポリカ波板を取り外し綺麗に清掃したいとの申し入れがあり、
取り外しました。廻りが山に囲まれている為、屋根が木の葉で汚れやすくなっています。まだ何年もしないのにこの様に汚れてしまいます。樹木の影響は凄い物です。

外した屋根材をお客様が綺麗に清掃した物を再度取り付けました。
やはり清掃すると綺麗になります。

今回の仕事を引き受けて思う事は、日本の気候が大きく変わりつつあるという事です。地球温暖化が進み、建物に与える影響は大きいです。日本の建材メーカーも温暖化対策の材料の研究開発に取り組んでいます。今回のお客様の屋根に使用された屋根材も対策が施された屋根材です。
やはり何と言っても屋根に通気層を設置するのが一番だと思います。
お客様も今回の工事で大変勉強さられ、私たちと一緒になって改修工事に挑んでくれました。
私たちとしても大変嬉しい限りでした。
(有)岸田工業も創業以来50年以上の歴史が有ります。その間培ってきたノウハウを今後も皆様のお役に立てるよう頑張って参ります。
建物の事でお困りの事が有りましたならばお電話下さい。直ぐにお伺いしお客様にとって何が一番良いのかご提案させていただきます。
お電話お待ちしています。 (有)岸田工業 岸田幹雄