つくば市のお客様。飲食店を開店するのに店内をリフォームしています。お客様から厨房のレンジフードの作成と流し前の鋼板張りをたのまれました。見て下さい。特に今回はレンジフードの作成手順を紹介しています。参考になりますよ。
現場に伺い、お客様と打ち合わせを行いました。
レンジフードの作成する寸法、流し前鋼板張りの寸法等
詳しくお聞きし、寸法取に入りました。
下の写真はレンジフードの作成に取り掛かったところです。
先ず、正面板・天井板・裏面板の三面を一枚板で折り上げて行きます。
下の写真は作成する製品寸法にケガいて切り込んだところです。
特にフード下端の油受けの部分は写真の様に角切しておきます。
長手方向の両端部分は側面板と組み合わせる為に、ダクトハゼを作ります。
ダクトハゼは二重折にして差し込み部分を作成したハゼの事を言います。下の写真の様になります。
このダクトハゼは機械で折るのではありません。折代と拍子木、刀刃を使用して自分の手で叩いて折り上げて行きます。
出来上がった正面・三面一枚板を機械で折り箱型に仕上げました。 手前の箱折は油受けの溝の部分です。
下の写真は側面板をダクトハゼに組み込んでいるところです。
特に油受けの部分は慎重に組まなければなりません。
下の写真はカゲタガネと木槌で組み合わせてハゼを締めているところです。
綺麗に仕上がったレンジフードの完成写真です。
油受けの溝幅は25㎜で仕上げてあります。
これが専門の中華料理店ですと30㎜ぐらいとなります。
下の写真は流し前の鋼板平張りの、作成した製品です。
流し前の鋼板平張りを施工する前と、施工した後の完了写真です。
鋼板の平張りは、G10の速乾ボンドを使用して貼り付けます。
先ず壁側と鋼板平板の両方にボンドを塗り、5分ぐらい乾かしてから貼り付けます。 正に一発勝負です。
両方に速乾ボンドを塗ってある為、少し接触しただけで張り付いてしまいます。慎重に施工しないと失敗します。
職人としての経験が試されます。
下の写真のように上手に張りあがると気持ちの良いものです。
レンジフードを取り付けているところです。
一人では出来ない作業です。
レンジフードと流し前の鋼板張りの施工が完了した写真です。
自分で言うのも何ですが、綺麗に仕上がりました。
(有)岸田工業は「街のブリキヤさん」として出発しました。
依頼50年が経過し、その間いろいろな物を作成してきました。
特に多かったのがプレス機械のゴミ受けでした。
皆様から作成して頂きたいものがあれば直ぐに作ってあげます。
建物の事でお悩みや不安が有ったらお電話下さい。直ぐに伺います。現調は無料です。安心してください。お待ちしています。